児童思春期精神科外来 027-381-8643 【受付時間】月-金13:30~15:30

日本医療機能評価機構認定基準

次世代育成支援対策法「くるみん」

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児童思春期病棟・外来棟

群馬病院児童思春期精神科「ばらの咲く庭」紹介

児童思春期病棟・外来棟 外観

当院では、児童思春期専門の精神科医が、お子さまのこころの問題について、医療的な支援を要する方の治療や相談にあたります。お子さまの問題について治療や相談をご希望されるご家族や医療関係の方がおられましたら、お気軽にお問い合わせください。

当院の児童思春期精神科での治療の枠組みとしては、外来での診療と33床の専用病棟からなっています。外来での診療は、一般外来と専門外来があります。一般外来においてアセスメントをさせていただいた後に、治療の方針を提案させていただきます。専門外来では、治療効果が認められ手ごたえの感じられる治療プログラムを提供できるように努力してまいりたいと思います。さらに、ご家族がお子さまを支えるサポーターになっていただけるような心理教育プログラムをご用意します。

不登校が長期化したお子さまやさまざまな症状が深刻化して家庭生活が困難になったお子さまには、入院治療に導入し、仲間関係のつまづきへの医療的な支援や学習サポートを行います。

そして、当院の児童思春期精神科は、お子さまやご家族と関係している院外諸機関との連携を大切にしながら、ご家族とともにお子さまの成長を育む環境を整えていく協働作業をめざしていきたいと考えています。

児童思春期精神科外来

予約方法

現在、児童思春期外来の新規予約受付の待機期間が長期にわたる状況です。

新規外来受付につきましては下記ページをご参照ください。

→ 児童思春期精神科外来予約について

相談内容
  • 登校しぶり、不登校
  • 友達とうまくつきあえない
  • 気持ちがおちこむ
  • 「死にたい」と言う
  • リストカットなどの自傷がとまらない
  • 不安や対人緊張が強い
  • こだわりが強い。潔癖症
  • 家庭内での問題行動(家庭内暴力)
  • 眠れない、朝起きられない
  • ゲームをやめられない
  • 不注意、おちつきがない
  • 手先が不器用、運動が極端に苦手
  • チックなどの神経性習癖
  • 家庭や施設での養育困難な状態
  • *精神科専門の外来診療ですので、身体的に重症なお子さまにつきましては、診療を控えさせていただきます。
  • *中度~重度の神経発達症のお子さまにつきましては、療育システムがございませんので、ご相談内容によっては診療を控えさせていただきます。

診察室

診察室

親子治療室

親子治療室

診療日時

< 診療日 >

月曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日

  • *火曜日は新規外来患者の診療日となります。

< 診療時間 >

 9:30~12:30 (受付時間  8:30~11:45)
13:30~16:30 (受付時間 13:30~15:30)

< 休診日 >

日祝日、年末年始

治療の枠組みについては、児童思春期専門の精神科医による一般外来と専門外来からなっています。児童思春期専門の精神科医による一般外来において診察し、方針を決めた後、 治療の方針を提案させていただき、治療を進めてまいりたいと考えています。

専門外来

  1. 1)親子相互交流療法(Parent Child Interaction Therapy:PCIT)
  2. 2)子どもへのメンタライジング・アプローチ
  3. 3)トラウマフォーカスト認知行動療法(Trauma-Focused Cognitive Behavioral Therapy:TF-CBT)
  4. 4)活動集団精神療法
  5. 5)親への心理教育プログラム

児童思春期精神科入院治療

当院には、児童思春期専門病棟があります。お子さまの精神的な問題につきまして、医療的な支援を必要とするお子さまの入院治療をさせていただきます。

病室

病室

学習サポートの教室

学習サポートの教室

週間スケジュール表
午前 午後
月曜日 学習サポート 活動集団療法
火曜日 学習サポート 中学生男子/女子の活動集団療法
水曜日 コミュニティ・ミーティング 活動集団療法
木曜日 学習サポート
金曜日 学習サポート 活動集団療法
土曜日 ソーシャルスキル・トレーニング
家族ミーティング

ばらの咲く庭って?

ご存知のように、新館(一番大きな建物です)と本館(その右の古い建物)の間を抜けると、当院敷地南側にイングリッシュ・ガーデンが広がっています。これまでに全国区での品評会で受賞歴のある自慢の庭です。このイングリッシュ・ガーデンとのバランスを考えて敷地の北側に薔薇が植えられた庭園をしつらえようという企画がもちあがりました。バラ園、ばら苑、薔薇庭園など、手ごろな仮名で呼んでいました。ところが、この場所に「児童思春期病棟」の建築が決まったのです。否応なく、薔薇がある庭園に新たな命名が求められました。既存の、つまりよく聞く名称との差別化を意識した「ばらの咲く庭」は、その点で、実はただ「そのまんま」の名付け方をしただけです。そんな事情がありました。

ですので、これから述べるところは後付けにすぎませんが、こんなことを考えています。
児童思春期精神医療の最も根幹に、従来の精神医療が新たに迎えている状況をより先取りした格好で進めようという姿勢があります。そのひとつが、専門家としての医療者対非専門家としての患者さんやご家族といった対比図式を抜け出して、協働作業モデルを模索しようという姿勢です。無論、医療者たちの専門性やそれに伴う責任を否定しているわけではありませんが、専門家集団とユーザーとの協働作業こそ困難を超え得るという考え方です。

そこで、「児童思春期病棟・外来棟(と、県庁には届けました)」という、医療者とユーザーとの対比が際立つ呼び方よりも、「ばらの咲く庭」と呼んだ方が、上述した「協働作業を生み出す場」にふさわしくないか、と考えたのでした。私たちはこのモデルに、児童思春期精神医療をめぐる希望や夢、使命感やら、「試みたいこと」を込めているつもりがあります。まずは通称としてですが、いずれ愛称になったらという願いもあります。ユーザーの方々にも、あの「ばらが咲く庭」で、共に、困難の解決に向かったというご経験をもっていただけたらと、密かに思い描いたうえでの命名です。

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